8月23日付け//ご挨拶(表の4こままんが更新)
今日は帰りの電車内で大変不愉快な物をみた。
しばらくは営団銀座線で通勤するのいやだなあ、という気持ちでいっぱいになるような出来事だ。
俺のとなりに立っていたおっさんが、タブロイド紙を読みながら小指で鼻糞をほじっていたのである。
鼻から引き抜かれた小指には糸をひく透明なゲル状の物とイヤな色の固形物がついていた。
さらに、それを親指と人さし指で弄んでさえいる。
こいつそれどうするつもりだよ? と思い見ていたらば、そのまま再び吊革をつかみやがった!
うげえ!!!! しかし、よくみると、汚れていたのは小指と親指と人さし指だったが、
吊革には器用に残りの指だけでつかまっている。一応はまだセーフだ。
だが、それにしたって気分が悪い。
そのまま観察していると、おっさん、再びタブロイドを読み始めて鼻糞の事は失念したのだな。
その汚れた手で髪をかきあげた。
3度かきあげた。
ばっかだなあこのおやじ。と思った直後、その手でしっかりと吊革につかまりやがった。
まあ、おそらく鼻糞及び鼻汁の80%は自分の髪に擦り込まれた事であろうが、
かわりに頭皮油と整髪油で粘り気と頑固さが数倍にレベルアップしたエキスが吊革についたはずだ。
ああ、汚い! 汚い!
俺がその吊革から目を離せずにいる間に、電車は上野駅にすべりこんだ。
そのおっさんは揚々と降りていき、
俺のとなりには鼻糞鼻汁頭皮油整髪油混合エキス配合の吊革が残された。
乗り込んでくる人達が結構いる。
俺は思った。『もし、若い女性などがその吊革につかまろうとしたら注意してあげよう』
もしかすると、『まあ、なんて親切な男性なんでしょう』と恋が芽生えるかもしれない。
しかし、次に俺の隣に立ったのはやはり臭そうなオヤジだった。
俺は一言も発しなかったし、オヤジは吊革をしっかりと握った。
両手で握った。
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