11月19日付け//ご挨拶(挨拶のみ)
今日は仕事中に自分の勘違いで大騒ぎしてしまい
大変はずかしい思いをしたら・ぱるかだ。なぐさめよろしく。
やりきれないので、セガの名作『バーチャファイター2』で
全ステージ「下パン」でフィニッシュしまくっているところだ。(しかも連打)
さて、帰省日記も今日でおしまいだ。
最終日にふさわしい大ネタをとっておいた。
当事者の許可がとれたのでやっと書ける大ネタだ。
一応断わっておくが、基本的に実話だ。
登場人物の名前は偽名だがな。
---------------------空き巣日記--------------------
俺が故郷について、最初に向かったのが愛人の『みほちゃん』の家だ。
こんなところで勝手に『愛人扱い』してるのがバレたらきっとぶん殴られると思うが、
逆に言えばバレなきゃ愛人扱いしても『オーケーオーケー、いいパンチだ』って事だ。
で、このみほちゃん、会うなりとんでもない事をのたまった。
『そういや言ってなかったよねえ?
あたしん家、こないだ空き巣入ったんだよねえ〜。』
なに? 空き巣だと? いや、笑いごっちゃねーじゃん、それ!
みほちゃんは女性の独り暮らしである。
深刻な面持ちで聞き入る俺に、彼女は次のような話しをしてくれた。
ある日、彼女が帰ってくると、なんだか部屋が散らかっているような気がする。
「あれ? おかしいな?」と思ったのだが、確信はもてなかった。
なんとなく、まあいいか〜とのんきな事を思いつつトイレに入ったら、
便座があがっていた。
それを見た途端腰を抜かしたみほちゃんは、速攻で警察に電話した。
さて、誰かが侵入したのは間違いないのだが、一体何をとられたのだろうか?
当然まず確認したのは貴重品である。
しかし、現金、通帳、アクセサリー他、盗られた物は何もない。
次に確認したのは下着である。
が、これも見たところ異常ナシ。
(ここでみほちゃんは、ちょっと不服だったらしい。)
一体何を持っていかれたんだろう?
と部屋を見回した時に気付いた。
無い!
古本屋に出そうと思っていた小説とまんが、
あわせて約100冊!
スカッと無くなっているのである!
古本とはいえ、盗難は盗難だ。
間もなくやってきた警官の方にはその旨を伝えた。
それから、一通り事情聴取を受け、最後に改めて聞かれた。
(ポリ)
『盗られたのは本だけですか? 他に無くなっているものはありませんか?』
(みほ)
『はあ・・・ 無いと思うんですけど・・』
と、力無く部屋を見回したみほちゃんは、この時ある事に気付いた。
(みほ)
『あ。』
(ポリ)
『なんです? まだ他に無くなっているものが?』
(みほ)
『あ、その、いえ、えっと・・(汗)』
(ポリ)
『どうしたんですか? 正直に話してください。』
(みほ)
『あの、・・・・・・
まりもようかんが・・・・(冷汗)』
(ポリ)
『・・・・・は?』
(みほ)
『その棚の上にまりもようかんが3個あったんですけど・・・
今見たら2個しかなくて・・・・・(大汗)』
(ポリ)
『・・・・・・・・
まりもようかん1個ですか?』
(みほ)
『・・はい、まりもようかん1個ですぅ・・・・・(滝汗)』
(ポリ)
『はあ〜・・・・・・
まりもようかん、1個・・・・・・・・
どうします? 被害届け出しますか?』
(みほ)
『すいません、勘弁してください。』
というのが一部始終である。
それを聞いた時、俺は笑いの痙攣でしびれた腹筋をかかえつつ思った。
『おい、コソドロ!
おまえ、おもしろいよ!
わざわざ空き巣に入って、ギったんが
漫画100冊とまりもようかん1個か!?
最高だぜ、おまえ! ロックンローラーだぜ!』
しかし、その後よく確認した所、
すっごい地味な下着ばかりが数枚無くなっていたそうである。
盗られるとしたら勝負下着と思い込んでいたために見落としたらしい。
下着が無くなっていて、みほちゃんは少し自尊心を取り戻したそうだ。
真のロックンローラーはなかなかいないものだと、改めて思った。
けっ。チンケなコソドロが。死ね。
不意を付かれたみほちゃんと俺。(2001)
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