ロシア人。でも本人はコルシカマフィアの末裔と信じている。でも拳銃はトカレフ。小学生の時、体育祭でひとりラベルのボレロを熱演するが、理解されず、寂しい学生時代を送る。口癖は「ニッチモサッチモドッチモブルドック」という、昔昔に日本で流行ったギャグ。しかし流行ったかどうかも私はよく知らない。ギャグだかどうかと言うことも知らない。クリヌチャソ・リーヌ・ラッセソのマブダチでもあり、たまに彼のアトリエに行って、印刷を手伝う。そんな時の彼ははだしに短パンだ。ラッセソの所に行くと薬をわけてもらえるので、週に二回はいく。でも彼は薬はやらない。脳みそが腐るから。でも昔シンナーをやってたから、ちょっとだけ歯が溶けている。でもそれも普通の二枚目よりは愛嬌があっていかなあと思っている。年は現在38歳。でもアルコールの飲み過ぎで、27歳の時から自分の年を数えられなくなったので、今でも27歳だと信じている。そんな彼が、天才的なひらめきをいかし、世界に向けて新しい考え方を示す論文を発表する。タイトルは「ミートチョッパー・ニッチモ」(肉屋ニッチモ)。しかし余りに前衛的で高度なため、世の識者と言われる人々ですら、最後まで読み終えることはできないという。5900枚に及ぶ彼の論文は、一部彼が作成した文字によってかかれており、極めて難解であると言う。まあ、そんな彼ではあるけど、今日も大好きな納豆を頬張って、大変元気だそうだ。そう言えば15キロほど太ったみたい。
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